工学部 応用化学科

受験生のみなさん

就職・進学

 応用化学科に入学した学生の多くは大学院へ進学し、より深く化学を学び社会に羽ばたきます。この他にも、資格を取得し、社会に出て活躍する人もいるなど、その進路は様々です。
 このページでは、最近の修士課程(応用化学コース)修了生と学部卒業生の進路についてのデータをまとめました。皆さんが自分の将来を考えるための参考にしてください。

修士修了生の進路

 学部卒業生の多くは大学院に進学します。大学院修了(修士号取得)後は、ほとんどの学生が大手あるいは優良な化学系企業(製造業)に研究開発職として採用されています。2020年度と2021年度の就職率は100%です。大学での研究を続けるために、さらに3年間の博士後期(博士)課程へ進学する学生もいます。公的な学術・研究開発機関に就職する学生もおり、多くの学生が希望の進路に進んでいます。

 

修士進路グラフ

応用化学コース修了生の就職先

主な就職先名

BASFジャパン DOWAホールディングス JFEテクノリサーチ JSR TDK TYK YKK アジレント・テクノロジー イワキ オハラ カーリットホールディングス キャタラー コーセー コスモエネルギーホールディングス サイデン化学 サカタインキ サンメーケミカル セントラル硝子 ソウルドアウト タマノイ酢 ツムラ デクセリアルズ デンカ トッパン・フォームズ ニコン ニチアス ニチコン ニプロファーマ フコク フタムラ化学 ブリジストン プロトコーポレーション マツダ ミズノ ミタニマイクロニクス ミドリ安全 みどり化学 モリテックス ライオン リケンテクノス リニカル リンテック 横浜ゴム 丸善石油化学 岩手県庁 京セラ 共同印刷 協和化学工業 古河電気工業 古河電池 高砂香料工業 材料科学技術振興財団 埼玉ゴム 埼玉大学職員 三井化学 三井金属鉱業 三協 三協立山 三菱ガス化学 三菱ケミカル 三菱マテリアル 三友プラントサービス 寺岡製作所 鹿島建設 昭和電工 松田産業 信越化学工業 新電元工業 新日本無線 生化学工業 石福金属興業 川澄化学工業 太平洋セメント 太陽誘電 大成ラミック 大成建設 大塚製薬 大日精化工業 大日本印刷 東京応化工業 東邦チタニウム 東邦化学工業 東北村田製作所 東洋アルミニウム 東洋インキ 東亞合成 藤倉化成 凸版印刷 日揮触媒化成 日清紡ホールディングス 日鉄環境 日鉄住金テクノロジー 日東電工 日本エー・エス・エム 日本ジェネリック 日本ピグメント 日本化薬 日本原子力研究開発機構 日本原燃 日本大学事務 日立パワーデバイス 日立化成 半導体エネルギー研究所 北興化学工業 理研計器

学部卒業生の進路

 学部卒業生の多くは大学院に進学します。大学院への進学率は2020年度は70%、2021年度は83%でした。これは、大学院生の専門職への就職率が高いことと、近年は企業が修士学生を望んでおり、応用化学科でも修士課程までの6年一貫教育を進めているためだと考えられます。もちろん、学部卒業で就職する学生もいますし、その場合の就職率も高く、ほとんどの学生が進路先を決めています。

 大学院進学の場合、多くの人が埼玉大学大学院理工学研究科 博士前期(修士)課程 化学系専攻 応用化学プログラムに入り、修士研究を進めます。応用化学コースへの進学には口述試験制度があり、学部での成績が良いと筆答試験が免除され口述試験で入学できます。化学系の企業はより高度で専門的な知識を習得した人材を求めています。そのため、企業で研究開発職に就くためには、大学院へ進学して、修士号や博士号を取得すると非常に有利です。

学部進路グラフ

 

 進学以外の学生は社会で働くことを選び、その半分程度が製造業に就職します。製造業以外にも様々な業種で活躍していますが、最近ではIT関係や公務員を目指す人も増えています。卒業時点で進路が決まっていない人もいますが、主に、母国に戻ってから就職活動を行うという留学生や、進路に迷っている人、次の目標に向かって準備する人になります。応用化学科では毎年、就職を希望するほとんどの卒業生は就職しています。

応用化学科卒業生の就職先

主な就職先名

ADEKA KHネオケム NOK NTKセラテック オルガノ サンケン電気 ジクシス ショーボンド建設 バンドー化学 マクニカ リンテック 三ツ星ベルト 旭化成 昭和産業 太陽ホールディングス 太陽誘電 大塚商会 大日精化工業 東亞合成 日本IBM 富士紡ホールディングス 澁谷工業 経済産業省  厚生労働省  高純度化学研究所  独立行政法人 統計センター  日本原子力研究開発機構  埼玉県庁  群馬県庁  埼玉県警  埼玉県警科学捜査研究所 東京都特別区


就職活動支援 

 埼玉大学では、学生支援課が就職支援を担当し、全学部・全コースの学生を対象に様々なイベントを行っています。これとは別に、応用化学科や応用化学コースでは、卒業研究や修士研究の指導教員や就職担当教員が就職をサポートしています。教員による個別指導の他に、学科としての就職活動用のメーリングリストによる情報伝達、求人やインターンシップ情報の掲示、企業情報の配架・閲覧、就職ガイダンスやOB・OG訪問会の開催、学科推薦、企業採用担当者との面談、就職先の紹介などを独自に行っています。
セミナー室

資格 

 応用化学科を卒業すると自動的に毒物劇物取扱責任者の資格や危険物取扱者(甲種)の受験資格が得られ、就職後のキャリア形成に役立っています。また、応用化学科では小学校教諭一種免許状(理科)と高等学校教諭一種免許状(理科)を取得することが可能です。

目指せ!化学のスペシャルゼネラリスト 

 今、社会で求められる人材は、一つのことだけを深く学んだ人材(スペシャリスト)ではありません。自らの専門分野を究めるとともに、幅広い知識を持ち、異分野への挑戦も恐れない人材こそが社会に必要とされています。応用化学科には化学の代表的分野のエキスパートが揃っており、化学のあらゆる分野を横断的に学ぶことができます。これまでにも多くの優秀な卒業生を輩出してきました。
 みなさん、応用化学科で本気で学んでみませんか?