1年生の一日
1年生のカリキュラムは講義中心です。有機化学,無機化学,物理化学の基礎や、応用化学に必要な数学や物理学などを学びます。外国語や教養科目も並行して学びます。工学系における基本的な実験を行う工学入門セミナーという講義もあります。放課後はアルバイトをしたり、サークル活動をして過ごしています。1年生の時間割はこちら。
起床
朝に物理化学Iの予習、有機化学演習Iの宿題をします。
洗濯・朝食&お弁当作り
ひとり暮らしなので、朝はすることがたくさんあり、忙しいです。
家を出る
登校

1時限目 「物理化学I」
物理化学は複雑な話もあるけれど、先生が丁寧に解説してくれます。

2時限目 「物理化学演習I」
わからない問題は友だちと一緒に考えます。
昼食
友だちとお弁当を食べます。

3時限目 「有機化学演習I」
予習で分からなかった問題の解説を聞いて、すっきりしました。
4時限目 「日本史概説A」
概説なので楽しく講義を聴けます。
アルバイトに行く
小さな会社で事務をしています。
大学生とは異なる幅広い年代の人と会話ができるので、とても勉強になります。
帰宅
ごはんを食べて、ドラマを観たり、音楽を聴いたりして過ごします。
就寝
インタビュー 1年 男子学生

ですが大変といっても時間はたくさんあるので、バイトやサークル活動も両立することができます。
大学生はバイトで稼いだお金で海外旅行へ行ったり、サークル活動では他大学の人や留学生などと交流するなど行動範囲を広げることができます。
ぜひ埼玉大学へ入学して有意義な大学生活を楽しんでください(^o^)!!
3年生の一日
2、3年生は週2回午後、学生実験の授業があります。講義内容も学年が上がるにつれて、より専門的になります。専門必修科目に加えて、さまざまな専門選択科目が2、3年生向けに開講されています。それらの中から、各自が興味をもった専門分野について深く学ぶことができます。3年生の時間割はこちら。
起床
今日の授業は2時限目からなので少し遅めの起床です。
余裕がある日は洗濯などを済ませます。
家を出る
一人暮らしをしているアパートから大学までは自転車で10分程度です。大学が近くても油断をすると遅刻してしまいます…
登校
2時限目 「機器分析」
機器分析の授業です。実験には分析機器による測定が欠かせません。4年生になり、卒業研究を行うようになると、さらに分析機器を使う機会が増えると思うので、その原理を学べる、とてもためになる授業です。
昼食
カフェテリア形式の学生食堂で食べます。
3時限目 「応用化学実験III」
火曜日、水曜日の午後は応用化学実験です。予習をしてきた実験ノートを参考に、ひとつひとつ確認しながら、スムーズに実験を進めます。3年生前期では無機分析系の実験を行います。
4時限目 「応用化学実験III」
部活動
実験も終わり、これから部活です。多くの応化生が部活動やサークル活動に加入しています。僕は硬式野球部に加入しています。学業との両立が大変な時期もありますが、得られるものは多くとても充実しています。
夕食
部活の仲間とご飯を食べて帰ります。部活終わりは大学の周りで外食することが多いです…
帰宅
家に帰ってからの時間はテレビを見たり、勉強をしたりと自由に過ごします。
就寝
2年 女子学生
応用化学科は2年の前期から学生実験が始まります。内容は一年の時に授業で取り扱ったものもあれば、真新しい物もあります。受験生の皆さんも、理科の授業で実験をした事があるかと思います。応化で行う実験は専門的な物が多いです。
実験は火水の午後に行われます。自分でテキストを読んで実験手順を予習して実験を正確に、かつ安全に行えるようにして臨みます。理科の授業では月に1回くらいだった実験も週に2日、しかも化学に関わる実験をする事ができます。(実験好きにはもってこい!)
レポートでは頭を使う事が多くて大変ですが、その分自分で文献を探したり考えたりする事で、化学の知識をより一層身につけることができます。例えば、滴定曲線!酸性とアルカリ性を中和する時の滴定量をプロットした図、きっと教科書等で見たことがありますよね?それを実際に自分達で実験して、滴定曲線を作ります。なんとなく教科書で眺めてた物を自分の手で確かめることはとても楽しいですよ!
それから、私はこの学科で教職を同時に取ろうと考えています。私は、化学も「人に教える事」も好きでした。人よりはとる授業数が多くなり、夏休みに集中講義などがあって大変です。中高教員免許を取るには3年生には介護実習に行き、4年で教育実習に行きます。私は自分の好きな事を勉強できるこの学科が好きです。化学が好きだけど、教師にもなろうかなあ、なんてどうしようか悩んでいる受験生はぜひここ、応用化学科を考えてみてください。
友達とテスト前に勉強したり、レポートを書いたり、時には遊びに出かけたりと毎日充実しています。充実した学生生活を一緒に送りましょう!
3年 女子学生

しかし、最も特徴的な点は、後期から研究室への配属が始まることです。配属は3年前期までの成績順に行われ、配属後に開講される学生実験では研究室ごとに違った内容となっています。
少し先のことではありますが、研究室のHPなどを参考にして大学に入ってどんな研究がしたいかを考えながら過ごすと、充実した大学生活になると思います。
4年生の一日
4年生からは講義や学生実験で組み立てられていたカリキュラムとは大きく異なり、それぞれが研究室に所属し、卒業研究に取り組みます。3年生までに学んできた知識や技術を実践的な研究に活かしていくと共に、実験計画、ディスカッション、プレゼンテーションなどの技術の習得に努めます。時間配分を自分で調整し、一日の予定を立てて過ごしています。
起床
出発
実家暮らしなので、電車と自転車を乗り継ぎ1時間かけて大学まで通っています。
登校
実験開始
前日までに決めた計画に沿って、実験を行います。
実験の合間に売店でお弁当を買ってきて研究室の居室で食べました。
昼休み
息抜きに少しキャッチボール。
報告会準備
今日は1週間に1度のセミナーの日です。
報告のための資料を作成中・・・。
報告会
実験結果を報告して、意見の交換などをし、今後の方針を決めます。
片付け
今日行った実験の解析と片づけ、明日の実験の準備をします。
論文
卒業研究に関連する文献を読みます。論文はほとんど英語です・・・。
下校
帰宅
借りてきたDVDを見たり、読書してゆっくり過ごします。
就寝
4年 男子学生

4年生は皆、慣れない実験の手順を覚えたり、英語の論文を読んだりして、研究生活に慣れるのに若干苦労しますが、先生の熱心な指導や先輩方の助言のおかげで、自分にとって大きく成長できる一年になります。
4年 女子学生
私は高校で有機化学に興味を持ち、入学してすぐに有機化学について学ぶことができる応用化学科を志望しました。応用化学科の学問は高校生のときに考えていたそれよりもはるかに幅広く、多岐に渡っています。「化学」と一口に言っても分野は様々です。日々の講義や2年次前期から始まる学生実験を通じて、一つの学科内でありながら、学生個々が進むベクトルは違っていて、私たちには多くの可能性が秘められているのだということが感じられました。先生方はもちろん、学科の先輩方から刺激を受けることも沢山あり、背中を見て、自分もこうなりたいといった未来像をより具体的に考えることができます。大学生活で学ぶことは沢山あります。皆さんにも、自分の興味の赴くままに学問に取り組んでほしいです。
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